■新型コロナの後遺症?抜け毛に悩む女性の場合
感染から3か月がたちましたが今もなお、抜け毛に悩まされています。

女性:
「髪を洗った時にごそっり抜けていて、普段の3倍くらいの多さだった。ショックが大きい、髪を洗う時の。いつ治るか分からない抜け毛との闘いというのが、今後、不安」

小田倉院長は後遺症の期間が長引くほど精神的なダメージにもつながると警戒を強めます。
土橋内科医院 小田倉弘典院長:
「症状が続くと仕事ができない、生活ができない不安や抑うつ状態に陥ってしまう。それもコロナの後遺症かもしれない」

依然として感染拡大が続く新型コロナ。職場や教育現場で後遺症への理解を深めることも今後、大切になると言います。
土橋内科医院 小田倉弘典院長:
「単に怠けているだけとか、気分の問題だとかですまされてしまうので、皆さんに認知してもらって、社会で支えていく態勢がないと孤立して厳しい状態になる」

後遺症の症状や期間は人それぞれで、半年など長期にわたる例も報告されているということです。小田倉院長は、体に異変や不安を感じた場合は我慢せずに医療機関に相談してほしいと話していました。また、県も後遺症について相談できる医療機関をホームページに掲載しています。