10月の家計調査で、消費に使った金額は去年より3.0%減少しました。6か月ぶりのマイナスです。
総務省が発表した家計調査によりますと、10月の2人以上の世帯が消費に使った金額は30万6872円で、物価の変動を除いた実質で去年10月と比べ3.0%減少しました。6か月ぶりのマイナスです。
10月に一斉値上げされた酒類、飲料などを含む▼食料が-1.1%と減少したほか、格安プランへの乗り換えで▼携帯電話通信料が-18.4%と減少したことなどが主な要因で、「物価高による節約志向」があらわれたかたちです。
さらに、新車などの高価格帯の車より中古車や軽自動車を購入する傾向から▼自動車購入が-27.9%と減少したほか、▼宿泊料も-16.9%と減少しました。
総務省は「全般的に消費が抑えられ支出の水準が低くなったが、今後もこの傾向がつづくかどうか注視したい」としています。
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