4日未明、富山市婦中町で新聞の配達中に起きたクマによる人身被害。

クマの生態に詳しい立山カルデラ砂防博物館の白石俊明学芸員は。

立山カルデラ砂防博物館 白石俊明学芸員
「新聞配達員の方など未明ですとか早朝に活動される方が事故にあう事例というのは県内、全国含めて非大変多いです」「特に気を付けなければいけない時間帯だと思います」

2017年の12月に南砺市で女性がクマに襲われ、左腕をかまれるなどの被害に遭ったのも未明から明け方にかけての新聞配達中の出来事ことでした。


記者「ことしのクマは平年に比べて冬眠が遅いんですか?」
白石学芸員
「いえ12月の上旬、中旬っていうのは冬眠していないクマがいるのは別に不思議ではありません」

白石学芸員によりますと、クマは冬眠に入る準備のためにエサをたくさん食べる必要がありますが、今年は、特に山にエサが少なく冬眠が遅れていてエサを求めて平野部にも降りてきているということです。

過去にも石川県で12月中旬に、人身被害が新潟県では、1月に集合住宅の階段でクマが発見されるなど、この時期になってもクマへの警戒が必要です。
白石学芸員
「クマが冬眠に向けて動き出す過程で皆さんの身近なところに実はいるという危険性も考えられます」「そういったことがあるかもしれないということを意識しながら春まで生活をする必要があると思います」















