東京・足立区で乗用車が歩行者をはね、11人が死傷したひき逃げ事件で、事件を起こした車を盗んだとして逮捕された男が「パトカーに停止を求められたので逃げた」という趣旨の供述をしていることがわかりました。

この事件は先月、足立区で乗用車が歩行者をはね、テスタド・グラディス・グレイス・ロタキオさん(28)ら2人が死亡、運転していた男が逃走したものです。

逮捕された37歳の男は事件前、近くの自動車販売店で、ひき逃げ事件を起こした車を盗んだ疑いがもたれています。

その後の捜査関係者への取材で、男が「パトカーに停止を求められたので逃げた」という趣旨の供述をしていることがわかりました。

車はパトカーの停止の呼びかけに応じず、最高で時速70キロで横断歩道に進入したとみられています。