安倍元総理を銃撃したとして殺人の罪などに問われている山上徹也被告の裁判。被害者参加制度を利用し、妻の安倍昭恵さんが初めて裁判に出席しました。
きょうで13回目となる山上被告の裁判。安倍元総理の妻・昭恵さんが初めて法廷に姿を見せました。上下黒っぽいスーツ姿で首元に紫のスカーフ、胸元には、北朝鮮の拉致被害者を救う会の青いバッジを身に着け、緊張した面持ちで検察官の後ろに着席しました。
山上徹也被告(45)は3年前、奈良市で安倍晋三元総理(当時67)を手製の銃で殺害したなどの罪に問われています。7回目の裁判では、検察側が昭恵さんの上申書を読み上げました。
安倍昭恵さんの上申書(先月の裁判で)
「夫の死を実感できるようになってから、あの日のことを思い出したり、夫のことを思い出したりすると涙があふれます。あれこれ思いをめぐらせても、本当は、私は、ただ夫に生きていてほしかった、夫に長生きしてもらいたかったのです。それが妻である私の心情です」
また、亡くなった安倍元総理について、家族であり、友人であり、かげかえのない人だったと記されていました。
そして、きょう、被害者参加制度を利用して裁判に出席した昭恵さん。山上被告が証言台に立つ際、昭恵さんがいる検察側に深く一礼すると、昭恵さんはその様子をじっと見つめていました。
被告人質問では、改めて安倍元総理を狙ったことについて問われた山上被告。
検察官
「安倍さんを対象にすることを決めた中で、狙うことについて納得はできていた?」
山上徹也被告
「あくまでも統一教会が対象ですから、統一教会に関与を示す政治家の最も著名な人を狙うのに意味がないとは思っていなかったが、本筋ではないと思っていた」
あくまで旧統一教会の幹部を狙っていて、安倍元総理は「本筋ではなかった」と述べました。
裁判は今月18日にすべての審理を終え、来月21日に判決が言い渡される予定です。
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