県立病院の60代の課長級職員が、パチンコ店で拾ったICカードを現金に換金したとして県は、職員を停職1か月の懲戒処分にしました。

停職1か月の懲戒処分を受けたのは、県立病院に勤務する60代の課長級職員です。

県によりますと、職員は、ことし4月下旬、県内のパチンコ店で拾った他人のICカードを現金5000円に換金しました。その後、落とし主の通報で駆け付けた警察官から事情聴取を受け、事件が発覚。

職員は窃盗の容疑で鹿児島地検に送致されましたが、落とし主とは7月に示談が成立、10月に不起訴処分となりました。職員は県の聞き取りに対し、「ご迷惑をおかけして、大変申し訳なく思っている」と話しているということです。

県は、「今後このようなことが二度と発生しないよう、あらゆる機会を通じて職員に自覚を促し、服務規律の厳正確保に取り組んでまいります」とコメントしています。