静岡県内の書店員などが最も読んでもらいたい本を選ぶ「静岡書店大賞」が12月2日に静岡市駿河区で発表され、小説、文庫の二つの部門で静岡市出身の作家、実石沙枝子さんの作品がそれぞれ大賞に輝きました。大賞のダブル受賞は初の快挙です。
静岡書店大賞は、2024年9月からの1年間に刊行された本の中から、県内の書店員や図書館の職員など600人が投票で選びました。
<小説部門の大賞発表>
「静岡書店大賞、小説部門、大賞は、実石沙枝子さんの『扇谷家の不思議な家じまい』に決定いたしました」
<文庫部門の大賞発表>
「映像化したい文庫部門、大賞作は、実石沙枝子さんの『踊れ、かっぽれ』に決定いたしました」
小説、文庫の二つの部門で大賞に選ばれた作品の作家は、静岡市出身の実石沙枝子さんです。一人の作家がダブルで大賞を受賞するのは、13回目となる静岡書店大賞で初めてです。
<小説「扇谷家の不思議な家じまい」、文庫「踊れ、かっぽれ」でW大賞実石沙枝子さん>
「初のダブル受賞ということで本当にうれしいです。私にこうして二つ賞を与えてくださったこと、応援してくださったこと、近い未来も遠い未来も良かったと思っていただけるように頑張ります」
このほかの大賞には、児童書・新作部門で江口絵理さんらが手がけた「クジラがしんだら」、児童書・名作部門で五味太郎さんの作品「きんぎょがにげた」が選ばれました。
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