法律事務所の人物になりすまし、高齢女性から現金170万円をだまし取ろうとして、詐欺未遂の罪に問われている男の初公判が2日、広島県福山市の広島地裁福山支部で開かれました。男は起訴内容を認めました。
起訴状などによりますと、福岡市博多区の無職、最上来被告(26)は10月2日、ほかの何者かと、福山市に住む女性(当時82)の自宅に、息子を装って複数回電話。現金が必要となり、法律事務所の人物に渡すよう伝えました。
最上被告が法律事務所の人物になりすまし170万円を受け取ろうとしましたが、女性宅へ訪れた介護職員が警察へ通報したため失敗に終わったとされています。
2日の初公判で、最上被告は「間違いないです」と起訴内容を認めました。
検察は冒頭陳述で、最上被告が8月に無職となったことからSNS(交流サイト)を介して仕事を探すようになり、「受け子」の仕事をするようになったと指摘しました。
最上被告はこの他に、詐欺の罪でも起訴されており、今後、追起訴の予定もあるということです。














