市役所の職員を名乗る人物から「介護保険料を還付したい」などと言われたことから「利用している金融機関名」を教え、60代の女性が現金99万9579円をだまし取られる被害に遭っていたことがわかりました。

射水警察署によりますと、今年9月中旬、射水市内に住む60代の女性の固定電話に、市役所職員を名乗る男から電話で「介護保険料を還付したい」「利用している金融機関名を教えてほしい」などと言われました。

60代女性が金融機関名を答えたところ、同じ金融機関のサクライと名乗る人物から電話があり「現金が還付されるので、指示に従ってATMを操作してほしい」「支店ではなくATMの機械だけがある場所でお願いします」などと言われました。

60代女性は男の指示通りATMにキャッシュカードを入れ数字を入力、数日後に記帳したところ、指定された他人名義の口座へ99万9579円を振り込んでいた被害に気付いたということです。

警察は、還付金がATMで返金されることはないということ、「操作方法は電話で教えます」などといいATMへ向かわせることはないとして、電話がかかってきても指示に従わないよう注意するよう呼びかけています。