酒田市消防団の男性と元団員の2人が消防団の銀行口座の金、合わせて280万円あまりを私的に流用していた問題で、酒田市の矢口市長は「市民の信頼回復に努めたい」と話しました。
酒田市 矢口明子 市長「信頼回復に努めてきたところにまたこのような事案が明らかになったというのは本当に遺憾であります」

この問題は、酒田市消防団に所属する40代の男性とすでに退団した別の40代の男性が消防団の班の名義の銀行口座から合わせて280万円あまりを私的に流用していたものです。
酒田市消防団を巡っては去年5月、元消防団の男が会社事務所や空き家などに火をつけたとして懲役5年の実刑判決を受けていて、不祥事が相次いでいます。

酒田市の矢口市長はきょうの定例会見で「信頼回復に努めたい」と話しました。
酒田市 矢口明子 市長「市民の皆さまの信頼回復に努め、一生懸命やっている消防団の人もいますのでその人たちのモチベーションが落ちないように私も声をかけて団長を支えていきたい」

消防団は、金を私的に流用した2人について刑事告訴をしない方針で、1人は懲戒免職の処分となりましたが、もう1人についてはすでに退団しているため懲戒処分は適用できないとしています。














