学校側は副業を快諾 「モノづくりを生徒たちの教育に」

「Dragon Brewing」は2024年、学生や社会人が参加する起業アイデアを競うビジネスコンテストで見事優勝。

ビールづくりを始めるきっかけになりました。

(宮地取締役)
「教員が本業だが、往々にして閉鎖的な職場で、言い方は悪いが時代遅れになりがち。社会に開かれた製造業をやっていると、出会う人は絶対に学校では出会わない人たち。そこに生徒を連れて行けると、学校自体が開かれていいかなと」

モノづくりを生徒たちへの教育に繋げたい…。思いを受け止めた学校側も、副業を快諾したといいます。

(杉本代表取締役)
「ビールづくりは酵母という生き物を相手にするとか、化学反応の結果できるものなので、理科の先生の知識は役に立っている。いろいろ試行錯誤して苦労することで出てくるものの良さを、改めて子どもたちに伝えられたら」

冷凍庫を自分たちで改造し発酵機を作ったり、商品を自分たちで届けたりと、試行錯誤しながら一から手作業でビールづくりを行っています。

(杉本代表取締役)
「もしこれを命令されてやっていたら、めちゃくちゃブラックです。僕たちはビールづくりにも本気。むしろこの苦労が、将来(教育に)どう種まきになるか、花咲くか考えるとワクワクする」