広島県福山市のJR福山駅前の広場について、福山市は2種類の新たな再整備案を示しました。
福山駅南口の広場を巡っては、官民が全面広場化をめざし議論してきましたが、バスターミナルを移設する必要がありました。駅北口へのターミナル再配置を模索しましたが、整備に必要な建物の一部撤去が困難なため、当面、南口に絞って検討してきました。

1日の官民協議会では新たな2種類の案が示されました。一つ目の案は全面広場化を目指すもので、バス乗降場を商業施設「さんすて福山」沿いに、待機場を鉄道高架沿いに設けます。事業費は50億円を見込みます。

もう一つは、広場の南側にバス乗降場を残し、その他の部分を広場とするものです。
全面広場化に反対してきたバス事業者は…。
バス事業者
「(後者の案が)安全性、利便性、定時制、効率性ともに優れている」
事業費は40億円を見込みます。
福山駅前広場協議会 清水義次 座長
「運営管理をどういう形で、市民が参加しながら行うのかということがものすごく大事になってくると思います」
福山市は次回の協議会で修正案を示し、2025年度末までに基本計画を策定する方針です。














