師走に入りました。
仙台市内の寺では、雪の重みからマツの枝を守る雪吊り作業が行われています。

雪吊り作業が行われているのは、仙台市青葉区の輪王寺です。
1日、アカマツの木に高さ15メートルほどの柱から、120本の縄を垂らしていきました。
雪吊りは雪の重みで枝が折れるのを防ぐため、縄を張り木を守る「リンゴ吊り」と呼ばれる伝統的な技法です。

庭師たちは、芯から張った縄が美しく見える角度に調整し、半日ほどかけ枝に結びつけていきます。
グリーンテック・内ケ崎拓也さん:
「形、成りを大切に昔からの技術を守って行っている。昔からこういう伝統がある、縄でこういう雪吊りができているということを見てもらいたい」

1日の仙台は青空が広がり、庭園には幾何学模様が美しい雪吊りが出来上がっていました。
輪王寺では、約20日間でアカマツの木21本に雪吊りをする予定です。
完成した雪吊りは2026年3月頃まで設置されるということです。














