同性婚を認めないのは「違憲」か「合憲」か。東京高裁の判決に原告から落胆の声が上がりました。
この裁判は、同性同士の結婚を認めない民法などの規定が「婚姻の自由などを定めた憲法に違反する」として、同性カップルら8人が国に賠償を求めたものです。
1審の東京地裁は、いまの規定が憲法に「違反する状態」としていましたが、東京高裁は原告側の訴えを退けた上で、「同性の者同士が憲法上『婚姻』の自由を保障されているとはいえない」などとして、いまの規定を「合憲」とする判断を示しました。
これまでに5つの訴訟で、いまの規定を「違憲」とする高裁判決が出ていて、判断が分かれた形です。
原告側は…
代理人弁護士
「論理的にも破綻した極めて不当な判決と言わざるを得ません」
原告 藤井美由紀さん
「国民として享受する幸せをもらえないんだなと思って、本当に悲しい判決だと思いました」
原告側は上告する方針で、今後、最高裁が統一見解を出すものとみられます。
注目の記事
「争奪戦になっている」1時間で完売のボンボンドロップシール 平成に流行ったシール交換が令和でもブーム

民間人を地面に叩きつけ手錠をかけた米軍憲兵 規制対象の米軍人と勘違いか 「身分証示さない日本人も拘束できる」と誤った認識も 動画がSNSで拡散

「これが人間の顔なんだろうか」事故で亡くなったバリスタの男性(当時29)母親が語る二次被害「交通遺族は賠償金が入るからいいですよね」【前編】

クマに襲われたラーメン店員 無我夢中で殴り『大外刈り』で投げ飛ばし撃退 右脇腹周辺を骨折・顔から流血しながらも戦った57歳の男性店員が語る緊迫の状況「顔に飛びかかってきた…」 クマはまるで『丸太』

【判決の深層】「儀式」と称した11歳少女への性交事件 実母、友人、その子どもたち…34歳の男を頂点とする異様な"コミュニティ"の全貌と支配

南極オゾンホール「南極大陸の1.6倍 依然として大きい」気象庁が発表 回復への道のりは?









