ホーバーターミナルの利便性の向上を図るため、大分県はターミナルと大分駅を結ぶホーバータクシーの実証実験を行うことになり28日、駅の乗り場で運行のデモンストレーションが行われました。
県はJR大分駅とホーバーターミナルと結ぶ無料シャトルバスを運行していますが、利用者が少ないことから12月からタクシーを使った実証実験を行います。

28日は駅の乗り場で運行のデモンストレーションが行われ、乗客役の県職員が専用タクシーでターミナルに向かいました。
料金は片道600円で、相乗りの場合は均等に支払います。期間は12月1日から来年1月末までで、ダイヤに合わせて運行されます。
(県交通政策企画課 河野茂記参事)「ホーバークラフトの利用者の利便性向上につながれば、空港アクセス改善になるのでみなさんに利用してほしい」
ホーバークラフトの運航会社によりますと、ホーバーの乗船率は別府湾の周遊便が9割と好調の一方、定期便は3割にとどまってます。
また、ホーバーの増便に向けて運航会社は27日から夜間訓練を開始しました。初日の訓練では午後5時半にターミナルを出発すると、別府湾の周遊コースを走行して発着場の操作などを確認しました。運航会社はまずは周遊便を中心に夜間訓練を行っていくということです。

(大分第一ホーバードライブ 小田典史社長)「ここを乗り切らないと、十数便という目標の便数を達成できないので、まずは周遊の夜間から始めたい」
運航会社は2か月ほど訓練を重ねたあと、国の安全確認検査を受けて早ければ来年1月にも周遊便の夜間運航を開始したいとしています。














