インターネットオークションで偽の浮世絵を出品し、落札した男性からおよそ120万円をだまし取ったとして53歳の男が逮捕されました。

詐欺の疑いで逮捕されたのは、会社員の野々山勝章容疑者(53)です。

野々山容疑者は今年4月中旬、大手インターネットオークションに贋作の浮世絵2点を出品し、落札した30代の男性から現金およそ120万円をだまし取った疑いがもたれています。

警視庁によりますと、歌川国芳の「相馬の古内裏」などを落札した男性が贋作だと気づき、野々山容疑者にメッセージを送りましたが、連絡がつかなくなり、警視庁に相談したということです。

野々山容疑者は取り調べに「弁護士が来るまで話しません」と認否を留保しているということです。

ネットオークションの野々山容疑者のアカウントでは、他にも葛飾北斎の『富嶽三十六景』がおよそ1万6000円で落札されるなど7点の取引が確認されているということです。

警視庁は他にも被害者がいないかなど調べています。