《「草を食べたくて…ガス欠寸前」相棒クサツネと新たな旅へ》
高田晃太郎さん(元新聞記者)
「おはようございます。今年お世話になりました」
大家さん「また来てね」
11月11日、高田さんを応援してきた地元の人たちが、新たな旅立ちを見送ろうと集まりました。この日は、ロバのクサツネもどこかソワソワしていました。旅の始まりを感じているようです。
高田晃太郎さん「シーシーシー」

リヤカーに積み込んだ「ロバ塩」は全部で約37キロ。野営するための道具と合わせると、相当な重さになりますが、クサツネの足取りに不安はないようです。
初日は出発地の熊石地区から距離にして15kmほどを移動して、野営先を探します。クサツネの姿を見かけた人たちから、声がかかります。
しばらく進むと、見送りに来てくれた大家さん夫婦がやってきました。
大家さん
「ツネ?、どこにいるのかと思ったよ~。塩あるんですか?塩屋さん」
高田晃太郎さん
「はい、あります」
大家さん
「塩をください」
高田晃太郎さん
「お客さんの第一号は、大家さんでした」

クサツネと作った「ロバ塩」。うれしい最初の1袋が売れました。行商旅の初日、荒々しい波を立てる日本海が、夕陽でオレンジ色に染まり始めました。
高田晃太郎さん「ほら行くぞ…」
リアカーを引くクサツネの足が、何度も止まるようになります。
高田晃太郎さん
「草を食べたくて止まる。車でいうとガス欠寸前です」















