鹿児島県内の政党や政治団体の去年1年間の収入や支出を記した政治資金収支報告書が28日公表されました。収入・支出ともに前の年より増加しています。

報告書によりますと、県内162の政党支部や800の政治団体の去年1年間の収入の総額はおよそ14億4336万円で、前の年から14.9%増加しました。

支出の総額はおよそ13億5414万円で、9.8%増えました。

収入・支出ともに前年より大幅に増えた背景について、県選挙管理委員会は「衆院選や知事選、鹿児島市長選など選挙が多かったことが一因と考えられる」としています。

政党別の収入は、▼最も多かったのは自民党の6億1070万円、▼次いで共産党の1億5744万円、▼そして立憲民主党の6400万円などとなっています。

政党以外で収入が多かったのは、▼しおた康一後援会の3756万円、▼県知事選に立候補した米丸麻希子さんの後援会「喜八会」の3504万円、▼野村哲郎後援会「彩燿会」の1970万円でした。