塩田知事は27日開会の鹿児島県議会で、住吉町15番街区の事業予定者となった鹿児島サンロイヤルホテルの運営会社・鹿児島国際観光から、事業計画を「1年後ろ倒ししたい」との申し入れがあったと明らかにしました。

(塩田知事)「当初提案した定期借地権の期間を、約1年後ろ倒しする内容で見直したいと申し入れがあった」
見直しを申し入れたのは、鹿児島市与次郎で鹿児島サンロイヤルホテルを運営する鹿児島国際観光です。

鹿児島港本港区エリアにある住吉町15番街区の事業予定者で、ホテルの移転・建て替えを計画しています。事業期間は2028年からの55年間で、2031年に新たなホテルの供用が開始される予定でした。
しかし、県の評価委員会から「鹿児島のランドマークにふさわしい施設」を求められ、事業内容をさらに検討する必要が出てきたことから、鹿児島国際観光は、県から土地を借りる定期借地権の期間を「およそ1年後ろ倒ししたい」と、県に申し入れたということです。
県が申し入れを受け入れた場合、供用開始は1年遅れの2032年となる見通しです。
また、27日の議会では、8月の霧島・姶良集中豪雨や台風12号による被害などの災害復旧費として、総額およそ117億円を盛り込んだ一般会計補正予算案が提案されました。
県議会12月定例会は、来月19日までの23日間です。














