福岡県北九州市は、小倉城の入場料について市外の人に通常よりも高い料金を設定する「二重価格」を導入する方針を明らかにしました。
12月に開かれる定例議会に関連議案を提出します。
北九州市は27日、小倉城の一般入場料について二重価格を設定するため、12月に開かれる定例議会に関連議案を提出する方針を明らかにしました。
現在は一律で350円ですが、来年4月から市民は50円値上げして400円に、市外に住む人は500円とする方針です。
武内和久 市長
「市民は市税によって施設の維持管理の一部を負担している。市外の利用者の方には、その負担に応じた料金をお願いしたい。受益者負担の考え方からも適切」
値上げの理由については、「物価高騰や施設の老朽化対策」と説明しています。
12月の定例議会にはこのほか、一般会計で総額約51億円となる12月の補正予算案も提出される予定です。
このうち、今年8月の大雨災害で被災した農地や林道などの復旧費用として2億1200万円。
また、物価高対策として、困窮世帯に対して食料品を配布するなどの支援事業に1000万円を計上しています。














