大分市佐賀関の大規模火災の発生から10日目のきょう、立ち入り禁止区域の中が報道陣に公開されました。
記者
「火災現場の中に入りました。焼け焦げた家屋、そして、がれきの山。想像しがたい光景が広がっています」
大分市はきょう、火災発生後初めて、警察と消防の同行のもと、立ち入り禁止区域内でのメディアの取材を受け入れました。
取材できたのは、火元とみられる住宅のある東側エリアです。一面、焼け落ちた建物や骨組みだけになった家があり、火の勢いの激しさがわかります。
また、建物の崩壊の危険度を判定し、張り紙の色で示す調査も進んでいます。
記者
「山林の方では、火災発生から10日目ですが、いまだ放水活動が行われています」
市は、立ち入り禁止区域内の自宅が全焼を免れた避難者を対象に、きょうから通行許可証を発行します。
およそ170棟が焼けた大規模火災の発生から10日目。市はドローンによる熱源の調査の結果などを踏まえて、鎮火の判断をすることにしています。
大分県 佐藤樹一郎 知事
「なんとか災害関連死を出さないように、これから取り組みをしてまいりたい」
大分県の佐藤知事はきょう午前、総理官邸を訪れ、高市総理に、▼被災地の復旧・復興に向けた財政支援や、▼木造建築物が密集する地域での防火対策の充実などを盛り込んだ緊急要望書を手渡しました。
これに対し、高市総理は「精一杯の支援をさせていただく」と話したうえで、復興にあたっては、耐震化や防火対策などにも対応していく必要があるとの認識を示しました。
注目の記事
クマに襲われたラーメン店員 無我夢中で殴り『大外刈り』で投げ飛ばし撃退 右脇腹周辺を骨折・顔から流血しながらも戦った57歳の男性店員が語る緊迫の状況「顔に飛びかかってきた…」 クマはまるで『丸太』

飲酒しながら「落としたスマホ拾おうと」橋から海に転落の男性(27)→深夜の瀬戸内海を約4時間半漂流 11人の船員たちが「とっさの判断」で救助 その一部始終とは?【前編】

南極オゾンホール「南極大陸の1.6倍 依然として大きい」気象庁が発表 回復への道のりは?

「2歳の頃はママ・パパと呼んでくれていたのに」 主に女の子に発症する難病“レット症候群” 今は会話も食事も難しく… 根本的治療法がない先天性の神経疾患

「なぜ裸?」子どもの質問に小島よしおは…1歳児の子育てに奮闘しながら実践「妻と熱量を同じに」月イチで夫婦は…トークショーで明かした“小島流子育て論”の正体

当時24歳・雑誌記者の辻出紀子さん行方不明から27年… 両親らが情報提供呼びかけ 警察官のべ3万9000人以上が捜査にあたるも有力情報は得られず 三重・伊勢市









