福岡県の新型コロナ新規陽性者数は11月に入ってから増加し、12月13日は6000人を超えましたが、第7派とは少し異なる部分もあるようです。第8派の現状と福岡の医療機関でも処方が始まった新型コロナの飲み薬「ゾコーバ」の注意点をまとめました。
◆午前中だけで40人以上が検査
発熱外来に対応している福岡市西区のクリニックです。取材した12日午前は、常に20台以上の車が並んで検査を待っていました。

やまもとホームクリニック 山本希治院長「発熱外来の問い合わせが増えたのが、先週あたりから徐々に数が増えてきて、特にきょうは一番数が多いと思います。やっぱり若い方が中心で30代~40代の方とか。ただ、その中にも何人かですね、高齢の方がちらほら最近はコロナ陽性で出る感じですね」
午前中だけで、検査を受けた人は40人以上。その約8割が新型コロナウイルスの陽性でした。いまの状況は、第7波のピークと変わらないといいます。

山本希治院長「遺伝子用の検査のキットで、ちょっと数が増えて、発熱患者さんが増えてなくなったんで、慌てていま持って来てもらったんですけど」
感染の拡大は今後も続くのでしょうか。

山本希治院長「今のピークがまさにだと思うんですよ。今週1週間どうにか頑張れば、多分また自然に少なくなっていかないかなという気がしています、わかんないですけど。こないだも何で結局下がったかわかんないですよね、第7波の時も。でもやっぱりずっとは続かないので」
◆年末年始に向けて感染対策

RKB本田奈也花「福岡市東区の集団接種会場です。きょうも朝から多くの人がワクチンを打ちに来ています。きょう一日の予約は約800人入っているそうです」
新型コロナワクチンに関する政府の統計によると、福岡県で3回のワクチン接種を終えた人の割合は12日時点で、63.74%で全国平均を3ポイントあまり下回っています。また、現在流行しているオミクロン株に対応したワクチンを接種した人は、ほぼ4人に1人の割合です。行動制限がなく、帰省や旅行で人の動きが活発になりそうな年末年始に向けて、感染対策をとっておこうという人が増えているようです。

接種した人「5回目です。心臓の病気を持っているので。主人も高齢だし、一人かかっちゃうとお手上げなんで」「4回目です。年末も近いので実家に帰るので念のために」














