民放連=日本民間放送連盟は、コンテンツを許可なくAIに学習させないことなどを生成AIの開発者に求める声明を発表しました。

民放連が出した「生成AIの開発・学習に関する声明」では、オープンAI社が提供する「Sora2」から、民放連の会員社が権利を持つアニメ等のコンテンツと同一、または非常によく似た画像が生成され、インターネット上に存在していると指摘。

こうした生成物が出力される生成AIの学習は著作権を侵害するだけではなく、ブランドの毀損などの民法上の不法行為にもつながると訴えました。

また、ニュース番組に類似したディープフェイク動画の生成は、正常な判断を歪曲させ、犯罪等の被害者を生み出しかねないとも警鐘を鳴らしました。

その上で、生成AIの開発者に対して▼民放連会員社のコンテンツを許諾なしで学習対象としないことや、▼類似画像などが生成されないような措置をとること、そして▼流通した場合は削除に努めることなどを求めています。