広島県呉市郷原町にある水路で国の指針値を超える有機フッ素化合物=PFASが検出された問題で、広島県などが追加調査を行った結果、新たに呉市と東広島市の3地点で指針値を上回ったと発表しました。
今回の調査は、ことし8月、町内の井戸水利用施設から指針値を超えるPFASが確認されたことをうけて、影響範囲を調べるために行われたものです。調査は、10月29日、郷原町にある長谷川などの河川7地点と、水路2地点のあわせて9地点で実施され、うち3地点で国の指針値を超えるPFASが検出されました。最も高いものとしては、東長谷川近くの水路から、1Lあたり1000ナノグラムと指針値の20倍の濃度が確認されています。
広島県によりますと、この水路の周辺地域では地下水の飲用がないことをすでに確認済みだと言うことです。一方、呉市の長谷川の2地点では、今後、周辺地域の地下水の利用状況と水質調査を行うということです。














