「餃子の王将」を展開する会社の社長が射殺された事件で、殺人などの罪に問われた暴力団幹部の男の初公判が行われました。男は「決して犯人ではありません」と無罪を主張しました。

起訴状などによりますと、特定危険指定暴力団「工藤会」系幹部の田中幸雄被告(59)は2013年12月早朝、京都市内の王将フードサービスの駐車場で、社長だった大東隆行さん(当時72)を銃で殺害した罪などに問われています。

きょうの初公判で田中被告は「私は決して犯人ではありません」と無罪を主張しました。

このとき、検察側の席に座る遺族とみられる女性が「何ふざけてんねんや。何が無罪や。工藤会がなんやねん。お父さんを殺したんやろう」などと泣きながら声をあげ、裁判が一時休廷する場面もありました。

次回は来年1月9日に行われます。