鹿児島市と薩摩川内市にまたがる八重山周辺で計画されている風力発電建設について、県は事業者が作った計画書が「県の景観形成ガイドラインに適合している」と判断しました。
鹿児島市郡山町と薩摩川内市入来町にまたがる八重山とその周辺では、東京の企業を親会社とする合同会社が、風力発電用の風車8基の建設を計画していて、2029年の運転開始を予定しています。
県の「景観形成ガイドライン」は風力発電を新設する際、事業者が守るべきルールや手順をまとめたもので、県は現地調査や鹿児島市、薩摩川内市からの意見などを参考に審査し、建設計画は「ガイドラインに適合している」と判断しました。
現在、最終段階に入っていて国の環境アセスメントの手続きなどが終われば工事が始まる見込みです。
これを受け、事業を進めている「かごしま郡山風力合同会社」は「丁寧な説明と対応に努め、地域に貢献できる発電所を推進したい」としています。
一方、計画に反対する地元住民らのグループは「自然環境への配慮が足りず、住民への影響も考慮されていない。今後も白紙撤回を求めて活動を続けたい」とコメントしています。














