静岡県三島市は6月の市議会で一度は否決された庁舎の移転場所に関する条例案を再び提出し、可決に必要な3分の2以上の賛成を得て可決されました。

豊岡市長は「三島の持続的発展に向けて扉が開いた」と語りました。

「本件について原案通り可決することに賛成の方は起立を願います。所定数以上であります。よって第81号は原案通り可決されました」

現在の三島市役所はすでに築65年が経過して老朽化が進んでいるほか、複数の庁舎別館が分散していることなども課題となっていました。

三島市は、本庁舎を現在の「北田町」から「南二日町広場」へ移転する条例案を2025年6月の市議会に提出しましたが、可決に必要な出席議員3分の2以上の賛成が得られず否決されました。

市は、11月26日の市議会に6月議会と同じ「南二日町広場」を移転先とする条例案を提出、条例案は可決されました(賛成18人、反対4人)。

三島市 豊岡武士市長
「このことは、将来の三島、これからの三島の持続的発展に向かっての扉が開いたという感じがしている。これから跡地活用も含め、将来の三島がなお一層発展する一番のスタートと考えている」

三島市は2026年度中に基本計画を策定、2031年度中の供用開始を目指します。