福岡発祥のディスカウントストア「トライアル」が圧倒的な安さと、最新のAIを活用した効率化な運営などを武器に愛媛県内で初めて愛媛県西条市内にオープンしました。
その戦略とは。

とんかつに卵サンド、それに唐揚げなど、留まることを知らない物価高騰の中にも関わらず、激安の総菜が並びます。

午前8時のオープンを前に店の前には長蛇の列が。
西条市に26日オープンしたのは、「スーパーセンタートライアル西条店」、福岡発祥のディスカウントストアが愛媛に初上陸です。

(来店客)
「ずっと待ってたんですごい楽しみやったんでうれしい。たのしいし」

「魅力はやっぱ安さときれいさですかね」

「トライアル」の特長のひとつはその安さ。
AIなど、最新の技術を活用した店舗運営の効率化などがそれを実現しています。

例えばこちら、自社で開発したというタブレット端末を搭載したセルフレジ機能付きの買い物カートは、アプリなどを使って商品のバーコードをスキャンすることで合計金額を確認しながら買い物することができます。

会計は、専用ゲートを通過するだけで完了、レジに並ぶ必要はなく、店舗の関係者によりますと、一般的なレジでの会計の4分の1の時間で完結できるということです。

(男性客)
「簡単であんまり周りの目を気にせんでいいんで、“すー”とやれるんが良かったですね」

ほかにも、店舗内のいたるところに配置された液晶モニターは、お買い得情報などが一斉にアナウンスされる仕組みになっていて、これにより、売り場に配置する店員を減らすことができたということです。

(トライアル 四国エリアマネージャー 坂本浩二さん)
「新しい買い物体験。こういったものをお客様に提供することによって、逆に新鮮な買い物が、楽しい日々の買い物がですね、そういったものを実感して頂ければと考ております」

全国で264店舗目となる西条店では、食料品のほかに衣料品や電化製品まで幅広い商品を、24時間、購入することができるということです。

25期連続で増収を続けるトライアル、最新技術を活用した店舗の出現は、小売り市場の活性化に一石を投じる可能性があります。