現在もクマの目撃が相次ぐ中、河川を管理する国土交通省も対応に追われています。国交省では、これまで河川の不法投棄や災害への対策として、やぶ払いや樹木の伐採を行ってきました。こうした中、11月に政府が発表したクマ被害対策パッケージを受け、現在、行政と連携し、クマの目撃が多い河川での作業を優先的に進めています。

国土交通省東北地方整備局・猪股格さん「こういった伐採ややぶ払いを通して、クマの早期発見や移動の抑制に資すれば、地域の方々の安全安心にもなるので、引き続き取り組んでいきたい」

26日は、たびたびクマが目撃されているあづま公園そばの荒川河川敷で行われ、クマが冬眠するまでの12月まで、伐採作業などを行うということです。

また、26日は、福島市の商工会議所がドローンを活用したクマ対策を提案しました。サーモカメラを用いて体温を感知し、クマの居場所を特定するほか、音を出し、付近への注意喚起やクマの追い払いにも活用できます。商工会議所は今後、自治体や行政などに協力を仰ぎ、ドローンの活用を検討していきたいとしています。