インフルエンザの福島県内の感染者は、1医療機関あたりおよそ87人で、8週連続で増加し、過去10年で最も多くなりました。

県によりますと、23日までの1週間で確認された県内のインフルエンザの感染者は、1医療機関あたり86.71人でした。感染者数は8週連続で増加し、過去10年で最も多かった2019年1月の63.19人を大幅に上回り、最多を更新しました。

地域別にみると、いわき市が131.78人で最も多く、次いで会津の109.33人、県北の89.50人などとなっています。

流行が拡大する中、県内では23日までの1週間で198の保育園や学校で、休校や学年閉鎖、学級閉鎖などの対応がとられたということです。

県は、急激な感染拡大を防ぐため、普段と体調が異なる場合には出勤や登校を控えるなど、体調管理に注意を呼びかけています。改めて、手洗いやマスクの着用など基本的な感染対策を行うようにしてください。