コンプライアンス上の問題を理由に番組を降板した、元TOKIOの国分太一さんが、日本テレビの対応をめぐって、日弁連に人権救済の申し立てをした問題で、国分さん側がきょう記者会見を行いました。
国分太一さんをめぐって日本テレビは2025年6月、「過去にコンプライアンス上の問題行為があった」としてバラエティー番組から降板させています。
国分さんは10月、当時の日本テレビ側の対応に問題があったとして、日弁連に人権救済を申し立てていました。
国分さんは、「まず最初に自ら取った行動により、傷つけてしまった当事者の方に遅くなりましたが、また、直接ではなく、このような形になり、大変恐縮ではありますが、心からお詫びの気持ちをお伝えさせてください。本当に申し訳ございませんでした」と謝罪。
また、番組降板・活動休止から今日までの日々について国分さんは「本当に申し訳ないという気持ちと共に、何よりも自分自身に対して情けなく悔しい思いで毎日過ごしていました」と振り返りました。
そして自身の過ちについて「このような事態に至った原因は、ひとえに自分自身に置かれている状況や立場への自覚が足りなかったこととあると痛感するに至りました」と説明。さらに「正直長年の活動の中で立場と環境にあぐらをかいていた部分があったのだと思います」と認めました。
「自分の発言や立場が周りに与える重みを意識せず走り続けてしまいました。自らを客観的に見つめることができていませんでした。悔やんでも悔やみきりません」と言葉を続けました。
国分さんはバラエティ番組「ザ!鉄腕!DASH!!」からの降板、TOKIOの解散、株式会社TOKIOの廃業、TOKIO-BAの閉園について「数日間の間で全てを失いました」と振り返りました。
また、日本テレビとの関係については「当初から関係者の方々に謝罪をしたい気持ちを持ち続けています。もちろんこれまで長年にわたりお世話になってきた日本テレビさんと対立する気持ちはありません」と強調しました。
また、TOKIOについて「私の人生のほとんどはTOKIOだった。今でも折に触れ声をかけてくれる。城島、松岡の2人には感謝しかありません。彼らを誇りに思っています。グループとしての形はなくなっても思いは繋がってるということに気づきました。」と、語りました。
会見では家族への思いも語られました。「妻と子供にはただただ申し訳ない気持ちでいっぱいです。家族の日常を奪ってしまいました」と声を詰まらせました。
そして「私は自分の立場、責任、そして信頼の意味を噛み締め、しっかりと向き合っていかなければならないと思っています」とコメント。「まだお詫びをすることのお許しをいただけませんが、今の思いや考えをお話させていただきました」と語りました。
【担当:芸能情報ステーション】














