2024年度、宮城県内の学校で発生した「いじめ重大事態」の件数は69件で、前の年度から倍増しました。1000人あたりの件数としては全国で最多となりました。

文部科学省の調査によりますと、2024年度の宮城県内でのいじめの認知件数は、小学校が9326件、中学校が2060件、高校が276件、特別支援学校が104件で、合計では前の年度を約3000件下回りました。

一方、2024年度、県内で発生したいじめ重大事態は69件で、前の年度を39件上回りました。

児童・生徒1000人あたりの件数は0.3で全国で最も多くなりました。

県教委は「いじめの重大事態がより深刻化している。

心を痛めている子どもたちや保護者がいるので、早期対応をしていく」と話しています。

一方、30日以上欠席した不登校の児童・生徒の数は小・中・高校すべてで前の年度より減少したものの、不登校の割合はいずれも全国平均を上回っています。














