青森県内でも出没が過去最多を更新するクマへの対策についてです。
市街地にクマが出没した際に、自治体の判断で発砲を可能とする『緊急銃猟』について、県は各自治体の対応マニュアルを公表しました。
クマへの緊急銃猟の制度は2025年9月に始まっていて、山形県飯豊町では24日、柿の木に登っているクマが見つかり、緊急銃猟によって駆除されています。
青森県内でも出没件数が過去最多となっていて、対応を強化する動きが広がっています。
中澤美寿妃 記者
「ツキノワグマ出没警報の期間が延長されるなど、青森県内でもクマに対する警戒が強まっています。こうしたなか、緊急銃猟に関する研修会が開かれています」
今回、県が示したのは各市町村が緊急銃猟をするさいに必要な判断の手順などのマニュアルです。
現在、県内でこうした指針を定めているのは弘前市と平川市だけに留まっているため、他の市町村の対応を支援しようと県が計画しました。
県自然保護課 櫻田定博 課長
「(クマが)冬眠している間に緊急銃猟に関する市町村の体制を、ぜひ整えていただきたい。今回示したマニュアルをもとに検討いただきたい」
県内で緊急銃猟はまだ行われていませんが、他の制度を使ったクマの捕獲数は9月末時点で766頭にのぼり、すでに過去最多を更新しています。














