仙台の風物詩だった渡り鳥 絶滅寸前の理由は「人間のエゴ」だった

七北田川を挟んで仙台市と多賀城市にまたがる「七北田低地」。
水田が広がるこの場所は、1930年代まで環境に敏感なシジュウカラガンが冬を越える「ふるさと」でした。

しかし、毛皮の人気の高まりから天敵であるキツネが、シジュウカラガンの繁殖地である千島列島に放されたことで多くが捕食され、その数は激減し、絶滅の危機に。
七北田低地への渡りも途絶えてしまいました。

日本雁を保護する会 呉地正行会長
「これは初めてカムチャツカにいったときの写真」
神奈川県出身の呉地さん。20代のころからこれまで半世紀以上にわたりガンの調査と保護活動を続けてきました。

日本雁を保護する会 呉地正行会長
「ガンと付き合うには宮城にいないと。それもあってずっとここに住み続けようとなった」














