絶滅の危機乗り越え…愛称は「ほっか」これってなんの鳥?
頬から首にかけて白い部分が特徴のこの鳥の名前。

この鳥はかつて仙台市北部や多賀城市でも越冬していた渡り鳥「シジュウカラガン」です。
ほっかむりしているように見えることから「ほっか」という愛称でも呼ばれています。
一時、絶滅の危機を乗り越えた鳥なんですが、越冬する群れが仙台に降り立つことはなくなってしまいました。
再びシジュウカラガンの群れを仙台に呼び戻すため半世紀にわたり保護活動を続ける男性の思いを取材しました。
今月、仙台育英高校多賀城キャンパスで1年生を対象に開かれた講演会。
日本雁を保護する会 呉地正行会長
「人間が都会に集まるように、というよりは逆に、ガンたちは自然が豊かな宮城に追いやられた。ほかに住む場所がなくなってしまった」

こう話すのは日本雁を保護する会の会長を務める、呉地正行さん、76歳です。
日本雁を保護する会 呉地正行会長
「冬の田んぼに水を張ったときにガンがねぐらをつかむということがわかっている。こういう環境を作ってつないでいけば、やがて群れを七北田低地まで導くことができるだろう」














