中学生でオーストラリアへ短期留学

加藤桃子さん
「中学の頃に黒石市の派遣でオーストラリアへの短期留学、短期ホームステイの機会をいただいたんです。そこで語学を通して自分の世界観や友達の輪が広がったりしたことが単純に楽しくて」

高校も英語科へ進学。生徒会長を務めるほどのバイタリティあふれる学生時代。

加藤桃子さん
「高校の創立100周年の頃のタイミングで生徒会長をやらせていただきました。人を動かすといった所に興味がありましたし、人と人をつなぐという所も今の仕事につながっているんです」

東京の大学に進学し、学んだのはドイツ語。アメリカやドイツへの長期留学を経て、大学卒業後はドイツ系の国際物流会社へ就職。

加藤桃子さん
「就職のきっかけは、アメリカやドイツへの留学中のことでした。留学先の高速道路を走っていると、世界中から運ばれてきたコンテナを積んだトラックが走っていて、その様子を見て国際輸送があって、私たちの生活が支えられているんだと感じました」

その後、外資系の経営コンサルティング会社に転職。
そこで“運命的な出会い”があった。

加藤桃子さん
「旦那さんとの出会いは、転職した2社目の経営コンサルティング会社でした。出会った頃から夫は、最終的に自分のルーツである静岡県で経営コンサルタントとして独立して雇用を増やしたいという志があったので、結婚のタイミングで私が夫についていく形で静岡に移住しました」

移住後は、夫婦二人三脚で静岡茶など地元の企業支援の経営をコンサルティング。
さらに夫は消防団や少年野球など、地域のボランティアにも積極的に参加。

様々なことが軌道に乗り始めていた頃、夫の夢だったビール事業を進めていた矢先、突然の別れが訪れる。