10年前に調査を始めた当初はクマは映っていなかったそうです。しかし、2021年あたりからカメラが姿をとらえるようになってきたそうです。

広島修道大学 人間環境学部 奥田圭 教授
「クマ鈴はつけていくというのは徹底しています。クマがいるかもしれないという心構えでいることが重要」

この日は、佐伯区で設置したセンサーカメラのSDカード回収と交換です。

広島修道大学 人間環境学部 奥田圭 教授
「(ここでクマの撮影は?)ここは無し。ここに来たらちょっとまずいかなと」

今の時期、クマは、冬眠前の準備に栄養を蓄えるため、餌を探して行動圏域を広げます。

広島修道大学 人間環境学部 奥田圭 教授
「今年、中国山地のドングリは凶作ではないので、森の資源量は豊富にある。住宅近くにクマがおりてきたとしても定着する要因がない.。(柿の味を知り)住宅地周辺の森に居ついてしまっているような個体がいると、柿がなる時期に人間との遭遇確率が増えてしまう」