去年6月、大分県日田市内の商業施設で、84歳の女性が殺害された事件の裁判員裁判が始まり、被告の男は「やっていません」と起訴内容を否認しました。
殺人と銃刀法違反の罪で起訴されているのは、日田市の無職・白土正博被告(57)です。

起訴状によりますと、白土被告は去年6月10日、イオン日田店の店内で殺意をもって日野初美さん(当時84)の首を果物ナイフで刺すなどして死亡させた罪に問われています。
25日、大分地裁で開かれた裁判員裁判の初公判で、白土被告は「私はやっていません」と起訴内容を否認しました。
検察は冒頭陳述で「生活に困窮し自暴自棄になって人を殺した」と犯行に至った経緯や動機を明らかにしました。一方、弁護側は「被告は犯人ではない」として無罪を主張し、さらに、仮に犯人であったとしても精神障害のため責任能力がなく無罪だと主張しました。














