岩手県内ではクマの被害が深刻化しています。
その最前線で対策に奮闘する地域おこし協力隊の男性がいます。
「クマ博士」とも呼ばれる男性の活動を取材しました。

10月19日、紫波町産業まつりの会場の一角で展示されていたのは…

(毛皮に触れた子どもは)
「気持ちよかった。サラサラ」
「なんかパサパサしてる」
滅多に触れることのないツキノワグマの毛皮に大人も子どもも興味津々です。

この中で来場者と交流するのは、紫波町の地域おこし協力隊、近藤雄太さんです。
近藤さんは2024年4月から、町の環境課の鳥獣被害対策担当として、クマを含む野生動物の被害防止の業務にあたっています。

近藤さんは岩手大学と大学院に在籍していた学生時代、町内の赤沢地区に住んでクマやシカなどの生態を研究していた経歴があり、その知識の豊富さからある異名が。

(近藤さんを知る人は)
「クマ専門なの、彼は。『クマ博士』」

(近藤雄太さん)
「楽しそうや興味があるようなことでもいいので、クマを知るきっかけになれば」














