中国の国連大使が、高市総理の台湾有事に関する答弁に関して、「日本側は反省せず、誤った発言の撤回を拒否している」などと不満を表明する書簡を国連事務総長に送ったことがわかりました。
中国国営の中央テレビによりますと、傅聡国連大使は21日、高市総理の台湾有事答弁に関する書簡をグテーレス国連事務総長に送りました。
傅大使は書簡の中で、「中国側が繰り返し強い抗議をしたにもかかわらず日本側は反省せず、誤った発言の撤回を拒否している」と指摘し、強い不満と断固たる反対を表明したということです。
さらに、傅大使は「もし日本側が台湾情勢に武力介入すれば侵略行為となり、中国側は国連憲章と国際法が認める自衛権を行使し、国家主権と領土を断固として守る」と主張しました。書簡は、国連総会の正式文書として全ての加盟国に配布されます。
中国としては、国際社会に対し自らの正当性をアピールする狙いがあります。
傅大使は18日に開かれた国連の安全保障理事会改革を議論する会議でも、日本が目指す常任理事国入りについて、高市総理の台湾有事をめぐる発言は「国際正義への挑発であり、戦後国際秩序の破壊だ」と述べ、「日本は常任理事国入りを要求する資格はまったくない」と主張。
日本の代表が、「日本は世界の平和と繁栄に貢献してきた」と反論する事態となっていました。
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