養殖カキが大量に「へい死」している問題をめぐって、広島呉市は22日、養殖業者を支援しようと給付金を支給しました。

呉市では、特産品のカキが先月から大量にへい死する被害を受けています。この問題を受け市は、カキ養殖業者を独自に支援しようと「かき養殖応援給付金」50万円を、55すべての養殖業者に現金で支給しました。

このうち17の養殖業者が所属する音戸漁業協同組合では、22日午前、新原市長と市の職員が訪れ、養殖業者と意見交換を行いました。

音戸漁業協同組合 中島逸郎組合長
「迅速な対応をしてもらったことで、まだカキ生産者も見捨てられていないんだと希望を持つことができた」

呉市 新原芳明市長
「当面、事業を進めるにあたって、県や国のお金が出てくるまでの間、必要なものに使ってもらいたい」

呉市は、給付金のほか借入金に対する利子補給や保証料の助成を含め支援していくことにしています。