焼却施設も負担増、年間処理量は4倍超

檜山町にある南部檜山清掃センターは、上ノ国町を含む周辺5町のゴミ処理を担う施設で、駆除したクマの焼却処理も行っています。

南部檜山衛生処理組合の上戸等場長によれば、昨年の処理量は年間で約30頭でしたが、今年はすでに4倍を超える約120頭に達し、負担額も倍増しています。

「1日に2頭しか焼却できないので、だんだん処理が追いつかなくなっています。腐敗が進む場合には埋め立てという形を取っていますが、これまではほとんど適正に焼却できていたので、埋め立ての経験はあまりありません」と上戸場長は語ります。

駆除されたクマの数が急増したことで、1頭の処理に約100リットルの灯油を使うという焼却施設の負担も大きくなっていて、去年は年間3000リットルでしたが、今年は11月中旬までに7000リットルを使用しているといいます。
しかし、焼却施設を増やすことは簡単ではなく、現状では人里に近づけないための対策を強化するしかないという意見が出ています。














