静岡県伊東市の市議会12月定例会が11月21日に初日を迎えましたが、学歴詐称疑惑により、前市長が失職したため、異例の市長不在での開会となりました。

市長不在で開会した伊東市議会

伊東市議会12月定例会では、12月14日に投開票が行われる伊東市長選の経費3700万円の専決処分報告の承認議案や9月定例会で前市長が市議会を解散したことで、提出・協議ができなかった複数の議案など、合わせて34の議案が提出され、質疑が行われる予定です。

伊東市議会 中島弘道議長

市長不在での開会となった市議会12月定例会について、伊東市議会の中島弘道議長は、「今回の定例会はすぐ市長選があるので、12月の定例会の会期を短くし、一般質問もなくなった。市議たちも本来、市長がいれば言いたい意見もあったと思うが、市長がいなくてできないので残念」と話しました。

伊東市議会 青木敬博副議長

また、伊東市議会の青木敬博副議長は、「未来をどうするかを聞ける市長がいなければ、副市長、教育長もいないというのは、異常な議会。市長不在が色んな所で弊害が出てくると思うので、早く市長が決まって欲しいと」とコメントしました。

伊東市では、前市長が失職した翌日の11月1日から次期市長が就任する日まで、市の企画部長が伊東市長職務代理者として、業務にあたることになっています。

伊東市議会12月定例会は、伊東市長選が行われる12月7日直前の12月5日までの会期で行われます。