KDDIとNECが、サイバー攻撃への対応を強化するため、共同で新たな会社を設立しました。

発表によりますと、新会社の名前は「United Cyber Force」です。KDDIとNECが50%ずつ出資したサイバーセキュリティ会社で、今月28日に事業を始めます。

両社は今年5月、サイバーセキュリティー事業の協業に向けて基本合意していました。

新会社ではそれぞれの強みをいかし、政府が推進する先手を打ってサイバー攻撃を抑止する「能動的サイバー防御」の領域で、政府機関や企業向けに最新のセキュリティサービスを展開します。

サイバー攻撃の件数は年々増加していて、直近10年間でおよそ20倍に増えたとの試算もあります。直近では、アサヒグループや通販大手のアスクルが被害を受けるなど国内企業への攻撃が相次いでいて、対策強化が急務となっています。