中国国際航空が日本と中国を結ぶ便を減らすことが分かりました。中国政府は日本への渡航を自粛するよう呼びかけていて、この措置が影響している可能性もあります。

中国国際航空によりますと、日本と中国を結ぶ便を近く、減便するということです。

具体的には現在、毎日運航している大阪と上海を結ぶ便を今月末から週2日のみの運航にするほか、東京と重慶を結ぶ便を来月から週4日の運航に減らすなどとしています。いずれも来年3月までの措置だということです。

中国外務省が日本への渡航を自粛するよう呼びかけたことを受け、中国国際航空などは15日、日本を発着する便の航空券のキャンセルや変更に無料で対応すると発表。中国国営の中央テレビは20日、中国から日本に向かう航空便で54万件を超えるキャンセルが発生したと報じています。

中国国際航空は減便の理由について「機材の配置のため」としていますが、中国外務省の渡航自粛の注意喚起が影響している可能性があります。