初めての海外公務として、東南アジアのラオスを公式訪問中の天皇皇后両陛下の長女・愛子さま。きょうは世界遺産の古都「ルアンパバーン」を訪問されました。

ラオスの民族衣装に身を包まれた愛子さま。きょうの訪問先はラオスの古都ルアンパバーンです。

記者
「ルアンパバーンは、町全体が世界遺産に登録されていまして、首都ビエンチャンともずいぶん雰囲気が異なります。この町でさまざまな公務にのぞまれます」

日本時間の午後1時すぎ、愛子さまが訪れたのは、16世紀に建立されたシェントーン寺院。“ラオス随一の美しさ”とも言われる寺院を前に、愛子さまは。

「心が洗われるような」

その後は、今回のラオス公式訪問を歓迎する「昼食会」に出席されました。

「ここルアンパバーンを訪問できましたことを心からうれしく思います。私も父をはじめ、皇室の方々の歩みを受け継ぎ、日本とラオスとの懸け橋の一端を担うことができれば幸いに存じます。コー・コープ・チャイ・ラーイ(どうもありがとうございました)、ニョック・チョーク(乾杯いたしましょう)」

ラオス語で乾杯の挨拶をされました。

その後は、年間およそ3万人の子どもたちに医療を提供する「ラオ・フレンズ小児病院」へ。子どもたちや医療スタッフが国旗を持って出迎え、愛子さまは病院のマスコットである黄色いゾウのぬいぐるみを受け取られました。

施設の中では入院中の子どもたちと交流。ふだん日本赤十字社で勤務し、医療やボランティアに関心の高い愛子さまは熱心に質問を重ねられていました。

愛子さまはあす、首都ビエンチャンで、現地で暮らす日本人らと面会される予定です。