札幌延伸に向け建設が進められている北海道新幹線で、レールを溶接する作業が始まりました。

北海道北斗市の北海道新幹線 渡島トンネルでは、10月からレールの溶接作業が進められています。

安定した高速走行を実現するために、25メートルのレールに電流を流し発生した熱を使ってつなぎ合わせる「フラッシュバット溶接」と呼ばれる技術が導入されています。

鉄道運輸機構 北斗建設事務所軌道グループ 田島政人 工事長
「レールの溶接は0.1ミリの細かい精度で仕上げる必要があるので、十分注意をして工事を進めていきたい」

鉄道・運輸機構は今後、新函館北斗駅と札幌駅の間の11か所で約3万6000本のレールを溶接する計画です。
一方で、開業は工事の難航で2038年度末以降との見通しが示されています。














