熊本市の渋滞解消には、市民の「公共交通の利用促進」への協力も欠かせません。

熊本都市圏のバス会社5社でつくる共同経営推進室は、12月から期間限定で区間快速バスを運行すると発表しました。

運行するのは、熊本市東区の戸島駐車場から八反田を経由し、桜町バスターミナルを結ぶ路線です。

この区間の交通渋滞は激しく、マイカーからバスへの転換を図ろうと導入を決めました。

区間快速バスは戸島駐車場から保田窪までは通常運行ですが、そこから先は短縮ルートでノンストップの区間を設け、大江渡鹿から桜町バスターミナルまでは降車だけとなります。

これで、従来よりも7分の短縮が期待できるということです。

12月1日から平日朝に毎日1便を運行し、来年2月20日までの予定ですが、好評であれば期間の延長のほか、他の路線での導入も検討するということです。

一方、12月からは、熊本市内を通るバスや路面電車などをクレジットカードなどのタッチ決済で利用すると、運賃を2割引きにするキャンペーンを始める他、深夜バスも増便して計9路線で運行するなど、公共交通機関の利用を促します。