県内最新のインフルエンザの患者数は前の週よりおよそ800人増え警報レベルとなりました。過去最短での警報レベルです。

これに伴い、学校の休校なども相次いでいます。

県衛生研究所によりますと、今月10日から16日までに県内39の定点医療機関から報告があったインフルエンザの患者数は、前の週より807人増加し1835人でした。

一定点医療機関あたりでは47.05人で目安とされる30人を大きく上回り県全体で警報レベルとなっています。

流行入りからわずか3週間で警報レベルになるのはインフルエンザの動向調査を開始した1999年以降最も早く、急速に感染が広がっています。

保健所別では村山保健所で563人、置賜保健所で421人、山形市と庄内保健所で305人、最上保健所で241人となっていて、全ての地域で患者数が増加し、庄内を除くすべての保健所管内で警報レベルとなっています。

確認されたインフルエンザ患者1835人のうちA型は1826人、B型は7人、不明は2人でした。

インフルエンザの流行で教育現場にも影響が広がっています。

県によりますと先週、集団感染により県内ではのべ76のこども園や学校で休校や学年閉鎖などの対応がとられました。

内訳は休校・休園が各2校、学年閉鎖が22校、学級閉鎖が50校となっています。

県は引き続き手洗いの徹底など感染拡大に注意を呼びかけています。