17日、愛媛県四国中央市の住宅で白骨化した2人の遺体が発見されました。警察はこの家に住む男性から事情を聞くなどして捜査を進めています。

(記者)
「閑静な住宅街に建つこちらの家の1階で、白骨化した2人の遺体が見つかったということです」

警察によりますと、17日午後4時ごろ四国中央市内の交番に60代男性が訪れ、「家に遺体が2つある」と届け出ました。

警察官が現場を確認したところ、四国中央市金生町下分にある2階建ての住宅で、1階の台所と洋間からそれぞれ、衣服を身に着けたままあおむけの状態で2人の遺体が発見されました。

警察によりますと、いずれの遺体もすでに白骨化し、相当な期間が経過しているとみられていて、年齢や性別は分かっていないということです。

男性は、この家で57歳の妻と、夫婦の共通の知人である70代の男性の3人で暮らしていたと話しているものの、2人とは連絡が取れていないということです。

(近隣住民)
Q)届け出た男性について
「付き合いがあんまりない、そんなに悪い印象もない、口数もそんなにない。あまり喋ってくれる人ではない」
Q)女性について
「ここをよく歩いていた。朝2人で。可愛い嫁さんやなくらい。だけど見ないなと思った。もう何年になるか…5年と言わない」

近所の住民によりますと、およそ10年前、町内の世話役を夫婦2人で担っていましたが、5年ほど前に順番が回ってきた際は、男性が1人で務めていたということです。

警察は遺体の身元の特定を急ぐとともに、届け出た男性に事情を聞くなどして捜査を進めています。